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【1分でわかる】音楽ロック史part.1

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前回のpart.0では 、ロック史を解説する理由や、前提となる大まかな流れについて説明しましたね!今回はいよいよ、第一回目、主に黒人音楽の発展からR&Bの誕生までを語っていきます。

それではいきましょう!

 

R&Bの誕生(1950年代)

 <用語解説>
R&B⇒リズムアンドブルースの略。ゴスペルとブルースが融合して30年代に生まれた大衆音楽に対して使われる。
ヒルビリーアメリカのカントリー音楽の一種、地方にて発達した音楽。カントリー音楽の系譜となる。
・ロカビリー⇒ロックとヒルビリーの融合音楽。

 

皆さんも何となくご存知の通り1776年のアメリカ建国に伴い、多くの黒人がアフリカから奴隷として連れてこられます。奴隷として扱われ一日中労働に従事する中、働きながらでも歌は歌えると、歌が発展し教会にてみんなで歌う宗教音楽や仕事中にみんなで歌うブルースが芽生えていきます。

そののち南北戦争を経て、奴隷解放宣言が発されたことを契機に黒人は解放されます。しかし彼らの生活の豊かさが向上したケースは少なく、ほとんどの黒人は変わらぬ貧しい生活を送ることを余儀なくされていくわけです。

この時、奴隷解放宣言に伴って今までの集団音楽に縛られなくなった黒人は一人で歌を歌うことのできる、自分の時間を得るわけです。その流れから発展し黒人の中でR&Bが芽生え、流行していきます。

その後、エレキギターの登場に伴いロックが誕生します。エレキギターを使って画期的な演奏を奏でるアーティストに白人は大きな衝撃を受けます。しかし白人音楽はなかなか黒人音楽を受け入れられません。しかし徐々に黒人のロックを真似する白人アーティストが誕生し、世間が黒人音楽を受け入れる土壌が生まれていきます。

そんな中、黒人音楽をこよなく愛する不良少年のエルヴィスプレスリーが黒人音楽をリスペクトしたスタンスでデビューします。最初こそ批判もあったものの、彼の音楽は大きくウケ、世界的アーティストへと成長していくのです。

 

また時代背景の移行としては、1950年代ロックンロールの創世記スタイル、ヒルビリーの影響を受けたロカビリーの時代。テープやラジオといって録音技術の発達により、今までオーケストラなどの音楽を、実際に会場まで足を運び、聴きにいかねばならないという状況から、誰もがテープやラジオにて音楽を聴くことのできる状態へと移行していったのです。

これにより楽譜を表現するだけのアーティストから、個人個人の歌声を追求し、それが評価される時代へが到来しました。

 
以上、簡単にまとめると、

1770年のアメリカ建国より流入した、アフリカの黒人たちが音楽の源流である宗教音楽、ブルース、そしてR&Bを作ります。その音楽に魅せられたエルヴィスプレスリーが、黒人音楽への抵抗を打ち破り白人音楽にR&Bを持ち込み、得てして大成功をおさめます。そしてその大前提には、録音技術の発達により個人個人の歌声、アレンジに対する評価がなされる環境があったわけです。

 

アフリカ人の音楽の才能を感じますよね!実際当時活躍したファッツドミノやマディウォーターズ、チャックベリーの音楽は今聞いてもしびれます。次回はそんなR&Bが廃れていく流れについて解説します!

 

では、part.2にいきましょう!

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