はい!
前回はビートルズ解散からパンクの誕生までをすぱぱっと解説していきました。
今回は第5回目、パンクの分岐から、あの超有名アーティスト「マイケルジャクソン」や「マドンナ」の登場に至るまで解説していきます!
それでは行きましょう!
⑤商業音楽の発展(∼1980年代)
前提
時代の反抗として生まれたパンクは「ポストパンク」と「ニューウェーブ」という2つの音楽へと分岐していきます。みのさんの言葉を借りていえば「ロックを破壊し、脱構築していく」わけです。
その中で従来存在したレゲェやサーフロック等の様々な音楽に、シンセサイザーを取り入れることで宇宙的な、近未来的な音楽が生まれていきます。
ニューウェーブの源流はクラウトロック、ドイツ発のクラフトワーク。電子音楽的な動き。デビットボウイがドイツにてクラウトロックを取り入れ実験的に音楽を生み出す。この時期、ノーウェーブや無機質な音楽を表現したインダストリアルなど、サブジャンルがたくさん生まれていきます。
アメリカはパンクが流行らず、商業的なロックが大衆的でした。そんな中でアメリカにおいてLAを中心にメタルが発展していきます。代表的アーティストはバンヘーレンです。メタルはアメリカのみならずイギリスでも流行っていきます。アーティストとしてはアイアンメイデンが代表的です。
時期を同じくして、ニューロマンティックというムーブメントが起こっていきます。何よりも器用だったのはビデオを作り勝負していくという点です。これは音楽世界における非常に大きな革新でした。なぜなら今では常識となっている「ミュージックビデオ」という概念が生まれたわけですから。この時期名をはせたアーティストとしては、デュランデュランが代表的です。
ポップスのスーパースターは「マイケルジャクソン」、「マドンナ」、「プリンス」が登場します。彼らのメガヒットには先ほど説明したMTVの発展が欠かせません。
またハードコアパンクが誕生していきます。この音楽は激しいものの、硬派なメッセージ性が含まれています。のち、この音楽を基にスラッシュメタルの源流が生まれていきます。代表アーティストはメタリカです。
これらの商業的な音楽が席巻する時代の中、商業音楽への反抗が芽生えていきます。そして1990年代にニルヴァーナが登場していくわけです。
いかがでしたでしょうか?
今回も前回と同様に、音楽の分岐から様々なジャンルが生まれていきましたね。その中でもミュージックビデオが誕生したことは音楽界の革命であり、マイケルジャクソンやマドンナなどの歴史的アーティストの誕生に大きく寄与していたわけです。あの超名曲「スリラー」のMVは制作に当たり50万ドル、日本円で5000万円以上かけて作られているそうです。それだけお金をかけていた時代、音楽の盛り上がりを感じますよね。
次回はこの音楽史もラスト、商業音楽への反抗を示すために登場する「ニルヴァーナ」。しかし売れていくとともに自身が商業音楽と揶揄されていく。そのジレンマに苦しんでいくわけですが、そんな彼の栄枯盛衰について述べていきます。
では、いきましょう!
coming soon...