70年前、ビルマを支配していたイギリスは世界大戦に伴い撤退します。ビルマの国民は自由を手に入れたと喜び、国名を「ミャンマー」に改めて 民主国家の成立を願い国家統一を図っていきました。
しかしミャンマーには様々な民族が住んでおり、民族紛争は絶えなかったのです。そんな中、治安維持に存在意義を持った軍が成立し、鎮圧に乗り出していきます。当初、紛争を抑えること自体は平和の為であり、正義はあったものの、
紛争が少なくなり軍の存在意義が少なくなったにも関わらず、次第に軍は肥大化し、国の実権をも握るようになっていきます。
民衆はデモにより武力による支配に抗議していきますが規模拡大を理由に民衆を虐殺、軍と民衆の対立は激化していきます。そんな中、平和を願うスーチーが台頭し民衆の心を掴んでいきます。焦った軍は彼女を家に閉じ込めますが、彼女の活動がインターネットを通じて世界に広がり、他国が彼女に協力体制を示すようになっていきます。
他国の圧力から軍は彼女を解放し、スーチーが実権を握ります。ただ、軍はまだ残っており、スーチーの権威が落ちるその時を虎視眈々と狙っているのです。
まとめ
軍が有り余ったその力を自国民に向けるという旧国日本にも見られる事例です。国家にとっての武力とはあくまで敵国から自国を守るためにあるのであって、そのベクトルがうちに向くのは最も恐るべき傾向です。
話は変わりますが、愛と平和を唱えるスーチーですらミャンマーが抱えるロヒンギャ問題には反応を示していません。これはスーチーを支持する者がロヒンギャを虐めており、非難することによって彼ら既存の支持者に何かしら影響を及ぼすことを危惧していると思われます。
政治ってムズカシイ、、、
引用元:ゆっくり時事解説
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